97歳のドロシーさんは亡くなる前に
お嬢さんのデビー、ジャンヌさんに
「天国に着いたら“幸せよ”というサインを送ってね」と頼まれ
「やってみるわ」
「ママの好きな鳥カーディナル(ショウジョウコウカンチョウ)を送って」
と話した。
お葬式の翌日、キッチンの窓で物音がした。
カーディナルがいた。
カーディナルはおとなしくデビー、ジャンヌさんたちに抱かれ、
数分後に放してあげようとしてもなかなか去らない。
木の枝にそっと乗せると、少し名残惜しそうにして飛び去った。
「左がドロシーさん」