クリスマス前に本屋さんのえほん売り場で
「古井戸に落ちたロバ」と、出会いました。
あるアメリカ・インディアンの村で、年老いたロバが深い枯れ井戸に落ちてしまいました。
飼い主のお爺さんは、助けたくても助けられないのが解り、おじいちゃんは辛かったのですが、その穴を埋め塞いでしまうことにしました。
穴をこのままにしておけば、子どもたちが落ちてしまうかもしれないと考えたからです
飼い主は、ロバを助けることをあきらめ、ロバごと井戸を埋める決断をします。
みんなで、土をかぶせはじめたところ、最初のうち、悲壮な鳴き声をあげていましたが事情を察知したロバは鳴くのをやめ背中に土が降りかかるたびそれを払い落とし足元を固めていきました。
するとどんどん上に上がることができ井戸から外へ出ることができました。
「人生というものは、上から泥の塊が降り続けるようなものだろう。(中略)人生を生き抜く鍵は、体に泥がかかったらそれを振りおとし、振り払った土を足の下で踏み固めて、しっかりと上に上がっていくことなのだ。」とおっしゃっています。(『地球のレッスン』太田出版より引用)
上ばかり見上げていてもきりがない。足元をしっかり固めていくことが成功の秘訣~
大人にもしっかり伝わるメッセージが込められていたえほんでした。